ご注意
漢方薬の効果は、体質などによって異なります。同じ病名の人が同じ漢方薬を飲んでも効かないことがあります。
ご紹介するのは私の一体験談です。
以前はアレルギー症状が出るたびにステロイドの点滴をしていました
私がアレルギーを起こす食べ物と症状についてはこちらに書きました。
私は漢方薬が好きです。
野草やハーブなど薬効のある植物に興味があります。
美魔女には憧れないけれど、薬草を操れる魔女には憧れます。
ある日、アレルギーを起こす食べ物をうっかり食べてお腹が痛くなってきた時に、たまたま家にあった補中益気湯を一包服用しました。
補中益気湯の「中」は「お腹」の事だと聞いたことがあったので、腹痛に効くかも知れないと思ったのと、補中益気湯には免疫のバランスを補正する効果があるという文献を読んだことがあったからです。
アレルギー症状は、体内に侵入した異物を攻撃するヘルパーT細胞のうち、th1細胞とth2細胞のバランスが崩れてth2が優位になると起こります。
補中益気湯には、th1細胞を活性化させth2細胞の働きを抑制する作用があるのだそうです。
アレルギー発作の時の腹痛は、腸がよじれるのではないかと思うくらいに痛いので気休めに飲んでみたのですが、5分程でケロリと治りました。
その後も何度か腹痛を起こすたびに服用しましたが、効かなかったのは1回だけです。
その時どうして効かなかったのかは分かりません。
腹痛が起こってからの経過時間とか、症状の強さが理由かも知れません。
もしかしたら、病院で処方されたものではなくドラッグストアで購入したものだったので、一包当たりの内容量が少なかったのかも知れません。
病院で処方されるものと内容量が同じ漢方薬には「満量処方」と書いてあることが多いようです。
他の人に効くかどうかは残念ながら分かりません。私は自己責任で薬を飲んでいます。
私が食物アレルギーの発作を起こす時は腹痛、下痢などの消化器症状がメインで蕁麻疹は出ません。
なので、蕁麻疹が出るタイプの人に効くかは分からないし、同じ消化器症状メインでも、人によっては補中益気湯を服用したことで逆に悪化してしまうかもしれません。
それなのに、どうして無責任に情報を公開したのかと言うと、きっとアレルギーに悩んでいる人は効果のあったものに辿り着きたくて沢山検索していると思うのです。
私がそうでした。
だから「私みたいな人もいるよ」というのを参考に、私のように自分勝手にやるのではなく漢方薬局に相談したり、漢方薬に詳しい病院を受診して相談してみても良いのではないかな、と思ったのです。
もしかしたら食物アレルギーと漢方薬の効果について詳しい先生に助言をもらうきっかけになるかも知れません。