「まごわやさしい」で栄養価の高い保存食を常温で備蓄する

備える

「まごわやさしい」はバランス良く栄養を補給する食事のキャッチフレーズ

  • ま・・・豆類 
  • ご・・・ゴマ
  • わ・・・わかめ(海藻類)
  • や・・・野菜
  • さ・・・魚介類
  • し・・・椎茸(キノコ類)
  • い・・・いも

まんべんなく食べると健康に良い食品の頭文字をとって「まごわやさしい」なんですね。
最近では「まごたちわやさしい」という卵、チーズ(乳製品)を足したキャッチフレーズもあるようですが、個人的には乳製品は必須だろうか?…と疑問に思います。

缶詰の備蓄もしているけれど、乾物や常温保存の野菜も備蓄しています

「まごわやさしい」の食材のうち、魚介類以外は簡単に常温で保存ができます。
豆はもちろんそのまま保存できますし、高野豆腐なら煮物だけでなく、唐揚げにしてもおいしいです。

炒りゴマはもちろん常温保存ができますし、練りごまも冷暗所なら常温で保存可能です。

わかめや昆布、ひじき、海苔などの海藻類は乾物として売られていますよね。
私が子供の頃、わかめと言えば乾燥わかめではなく塩蔵わかめでしたが、塩蔵わかめの場合は冷蔵庫で保存します。

野菜は、冬の野菜は暖かい地方や北国でなければだいたい常温で保存ができます。白菜などは新聞紙でくるんで玄関かベランダにでも置いておけばかなり長く保存ができます。

夏野菜は夏野菜で低温が苦手なので常温で保存します。
ただし、冬野菜のように長期には保存できないので「備蓄」するなら夏の暑さを利用して干し野菜にします。

暑い日なら1日であっと言う間に乾きます。干し野菜は煮物にしたり、具沢山のお味噌汁にして消費します。もともとお味噌汁用に乾燥野菜ミックスも売っていますよね。

きのこ類は、干し椎茸やきくらげなど乾物として売られているものもありますし、自分で干してもいいですね。

いも類は基本的に冷暗所で常温保存します。

問題は残る「魚」です。

魚は、常温保存しようとすると塩を沢山まぶして水を抜くので、たんぱく源というより塩分摂取の意味合いが強くなってしまいます。

魚をぬか漬けにする「へしこ」や塩漬けにして乾燥させた「新巻鮭」は塩分の強い魚料理です。

ニシンを素干しにした「身欠きにしん」もありますが、私の住む地方ではスーパーで簡単に手に入る食材ではないので、そのままでぽりぽりおいしく食べられる「食べる煮干し」や、「干しエビ」「あたりめ」を保存しています。

にぼしや干しエビは、蛋白源として考えるのではなく「一物全体」の食材として考える

「ひとつの食材を丸ごと全て余すことなく食べる」という考えが「一物全体」です。

魚をたんぱく源と考えたら鮭やまぐろの切り身の方が効率が良いですが、煮干し1匹には、魚の生命を維持するための沢山の微量栄養素が含まれています。それを頭から尾まで全て食べることで、バランスよく栄養が摂れるという考えです。

たんぱく質の摂取なら、豆類からも摂れるし、動物性たんぱく質なら卵が常温保存可能(生食するなら賞味期限までに)です。

干しエビは炒め物に。あたりめは、福島の郷土料理「いかにんじん」にすると柔らかく、美味しくいただくことができます。

煮干しはくるみとともに乾煎りしてからいったん取り出し、フライパンに同量の醤油、みりん、酒、砂糖を煮立たせて煮干しとくるみを戻してからめます。

最後にごまを振れば保存のきく甘辛くておいしいおかずになります。

それから、煮干しの食べ方で面白いと思ったのが昔教わった「よっちゃんいか風」。

よっちゃんいかってご存じですか?
昔駄菓子屋で売っていた酢漬けのいかの珍味です。

煮干しが丁度縦に入るくらいの小さい瓶を用意します。
そこに煮干しを入れていきます。(爪楊枝や綿棒の要領で)煮干しが瓶一杯になったら、酢を入れて1~2日置いておきます。

食感、味がよっちゃんいか風になります!

おかずにはなりませんが、健康に良く美味しい一品です。

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